土地を買う前に
土地を買う前に、ふつう、どのくらいのボリュームが建つのか建ぺい率、容積率などはチェックしますが、高度地区、防火地域などもみてください。
高度地区とは、建物に高さの制限を付している地域で、北側から一定の斜線を制限しています。
なにが関係してくるかというと、箱型の建物が建てたくても、斜線にあたり、北側を斜めの屋根にしなければならないようなことです。
これは、各行政によっても違うのですが、1種高度地区などは5M+1/0.6という勾配で2階建てでも、影響を受けます。
このため、外観の計画にモロに影響するので、注意が必要です。
また、防火地域、準防火地域の場合は、単純にいうと、窓ガラスに網が入ります。このため、例えば地窓のようなものに網入りガラスじゃあ冴えないですよね。また、パティオや景観を望む窓に網入りガラスも・・・。
ただこれは、防ぐ方法もあります。
ファイヤーテンパーです。いわゆる強化ガラス。これで網をはずせます。
認定をとっているものについては使えますので、これも知識としてもっているといいですね。ただし、基本的には、樹脂サッシ、木製サッシが使えません。(けど中には認定をとっているものもあります。)
ついでにですが、今、地盤改良は住宅レベルでも3割以上あります。まず、盛土(後から土を入れたもの)の場合はまずでます。開発などにより擁壁により宅盤をあげているようなものは確実です。ただ、これは、費用を伴ってしまいますが、地盤改良をすることで、逆に安定した地盤をつくることができるので、安心でもあります。改良工事をする場合は設計地耐力よりも1.5倍以上の地耐力の確保が要求されますから。
やはり、最初から建築士に相談することで、さまざまなリスクを回避できることができるのです。
次回のブログで地盤の話をすこし書きたいと思います。
ちょっとまじめに書いちゃいました。